スキンケアから始まるコミュニケーション
コミュニケーションとは【通じ合い】
互いに自分を知り、伝え、相手を理解する事
コミュニケーションには
会話という『言語のコミュニケーション』と
外見に現れる『非言語のコミュニケーション』とがあります。
私たちの多くは、日常的に身近な相手であればあるほど、頭に浮かんだして欲しいこと事を黙って察してほしいと思ったり、言い放って押し付け合うことをしてしまいがちですが、これでは「通じ合う」ことはなかなか難しいのではないでしょうか?
会話も外見も、自分という人間をまずは自分が知り、分かりやすく伝え、相手を理解するために聴くことが大切です。
メイクやカラーでの自己表現もそのひとつの手段です。
会話と外見によって自分の本音と相手の本音が分かり合える、大切な人と【心が通い合う】本来の意味のコミュニケーションで誰もが人生の主役で生きることが出来ます。
そのための第1ステップは、自分自身の心の声を聴くセルフコミュニケーションです。
どんなに周りから、「これがいいよ。こっちが正しいよ。」と言われても自分自身が全身で納得できないと人は動くことができないものです。
このセルフコミュニケーションはスキンケアやメイクから始まる。と私は考えています。
自分自身の心の声をしっかりと受け止め自分が自分の一番の味方になった時、相手を傷つけずに伝えたいことが率直に伝えられるようになり、人の心の声に耳を傾けることができるようになるでしょう。
まずは、自分を大切にするためのスキンケアやメイク、セルフケアを通して自分自身を知り、表現してみませんか?
ドッチボール会話からキャッチボール会話へ
ドッチボールは
相手を狙ってボールを当てれば勝ち!
相手は逃げ回るか、ボールを取ったら今度はこちらにボールを当てようと狙ってきます。
キャッチボールは
ボールをキャッチし合うものですね。投げる時も相手が取りやすい高さやスピードを考えて投げ合います。
決して相手めがけてぶつけようとしたり勝ち負けをつけるものではありません。
遊びとしてはどちらも楽しいものですが、これを会話に当てはめると、どちらが心地よい会話になると思いますか?
◆ドッチボール会話とは◆
相手めがけて一方的に言葉をぶつけ合うドッチボール会話は相手の話を聴くことはありません。
勝つか負けるか!これが日常会話となってしまうと相当しんどいでしょう。
ただ、私たちは子供の頃から親や学校
まわりの大人たちも含めてドッチボール会話以外知らずボールが飛び交う中で育って来たため、それ以外の会話の仕方を知らないのが現状です。
そして実際のドッチボールもそうですが、力の差があると弱い立場にある人の方が負けてつらい苦しい思いをしてしまいます。
投げてる側も、実はつらい思いをしている事が多いのではないでしょうか?
◆ドッチボール会話のメリット・デメリット◆
メリット
命に関わるような緊急事態に相手を制止する時には役立ちます。
デメリット
まず、会話が成り立ちません。
「あー言えば、こー言う」売り言葉に買い言葉
当て合うだけなので自分が傷つくか、相手にやり返し傷つけるかの二択になります。
投げられた側が
自分が悪いから
自分がダメだから
自分に価値がないから
自分が愛されてないから
投げられてしまうんだ。どうせ何を言っても聞いてもらえない。どうせ誰も分かってくれない。
そう思い込みを作ってしまい周りがみんな敵に見えてしまうところも大きな問題点です。
そして、親がどんなに愛情を注いでいても子供が愛情不足を感じてしまうという愛情のすれ違いの原因になりやすいのです。
言葉を投げる方も、言ってやった感はあるものの本当に言いたい事が分からず、モヤモヤしたり罪悪感や後ろめたさが残ります。
そのほとんどが 主語があなたの【あなたメッセージ】です。
◆キャッチボール会話とは◆
まずキャッチして投げる【聞く⇄言う】がワンセット!
主に主語が私の【アイメッセージ】と【アクティブリスニング】で会話をします。
勝ち負けがなく、お互いを尊重し合い本音を伝え合う本来のコミュニケーションです。
親がキャッチボール会話を身につけ実践することで、自然と子供がキャッチボール会話を体得し、将来人生の中で自分や大事な人が困ったり悩んだ際にも寄り添いサポートできる一生使えるコミュニケーションとして役立ちます。
◆キャッチボール会話のメリット・デメリット◆
メリット
投げる側が例え暴投してしまったり、手前にボールが落ちたとしても、受け手側からすると投げてる人の
手が滑ったのかな?
調子悪いのかな?
なんかしんどそうだな?
と言うふうに、暴投や届かない理由が相手事として見ることが出来るようになり思い込みを作らず相手の言葉に無闇に傷つく事がなくなります。受け取るかどうかも自分で決められるからです。
相手の言葉を拾おうと自ら動き、寄り添う姿勢や思いやりも育ちます。
デメリット
見るのとやるのは大違い!とにかく難しいし出来るようになるまで時間がかかります。
これも実際のキャッチボールと全く同じですね。
◆キャッチボール会話が出来るようになるまで◆
【アイメッセージ】
とにかく実践あるのみ!なのですが、やってみる中から自分の本音を探して相手の心に届くように投げる練習を繰り返します。主語は「私」ですが、ただ単に「私」が主語になればアイメッセージになるとは限りません。
特に、私たち大人は本音に至るまでの道のりに時間がかかるのです。
【アクティブリスニング】
こちらが受け取りやすいように手元に言葉を投げてくれるのは、キャッチボール会話がすでに出来る人だけです。
周りはドッチボール会話しか知らないのでドッチボールのように言葉を投げて来ます。
ドッチボールの言葉は攻撃された!という思い込みが発生しやすいため、はじめはなかなかキャッチ出来ないでしょう。
ですが、キャッチする事も練習するから取れるようになります。
言葉をキャッチできた時には、相手はボールを受け取ってもらえた嬉しさや、取ろうとしてくれる姿勢にどんどん心が落ち着き笑顔が増えていきます。
嬉しくなるからまた話したい!と思えます。
ただし、そこへ行くまではトレーニングを何度も重ねないと出来るようにはなりません。
何でもそうですが初めのうちはそう簡単にうまくいかないものです。
子供の歩き始めや自転車もそうですよね。今では何も考えなくても当たり前に歩いたり自転車でスイスイ遠くまで行ける。
でも、はじめはみんなフラフラで何度も何度も転びます。
周りが支えられるのは途中まで。
出来るようになったその先にあるものを手に入れるには自分次第です。
歩けるようになったから見える景色があり、自転車に乗れるようになったからそれまで行けなかった遠くの場所の景色を眺めることが出来ます。
キャッチボール会話も実践し続けることで、あなたが本当に望んでいる景色を子供や家族と一緒に見られる未来が待っています。
最初から出来なくて当たり前、出来ないのにもちゃんと理由があるのです。
ここをしっかり踏まえて時間をかけてトレーニングしていく事が大切です。
トレーニングし続けることで誰でも着実に相手のボールをキャッチ出来るようになり、相手の手元にボールが届くように
言葉を伝えることが出来るようになります。
相手の手元に届かなくても、相手が近寄って来てボールを拾ってくれることもあります。世界は優しいです。
今、目の前にいる相手と一緒にいる事がつらい苦しい時間になっているなら、それはドッチボール会話でのやり取りになっているからでしょう。
それを笑顔が増える時間に変えていく事が、あなたには選ぶことが出来るのです。